湿疹によるお顔の肌トラブルについて
湿疹(しっしん)は、皮膚炎(ひふえん)とあまり区別なく用いられる名称です。いずれもはっきりとした原因が不明の皮膚の炎症という程度で使われています。
おもに外的な刺激に対して皮膚が反応して炎症を起こしたもので、かゆみがあります。身体の各部分に、ある広がりをもって生じる肌トラブルの総称です。
大部分は原因となった外的刺激がなくなると自然に軽くなって治ります。伝染はしません。
症状は、刺激に反応した皮膚が変化を起こすと、皮膚が赤くなった状態「赤斑(こうはん)」や、小さなぶつぶつができた状態「丘疹(きゅうしん)」、および水がたまったり膿がたまる、小水疱、のう胞などが、ある広がりをもって生じます。かさぶたがあらわれ、やがてかさぶた取れると軽い色素沈着を残して治ります。
ひきつづき刺激が起こると、トラブルを起こした肌は、しだいに厚くなりごわごわとしてきます。これを「苔癬化(たいせんか)」と呼びます。
病変部の皮膚にはかゆみがあり、ひっかいたりすると悪化しますが、病変部の浸出液がほかの場所に触れて伝染するということはありません。
治療は、患部の状態によって軟膏を塗ったり、ガーゼに軟膏をのばして貼るという方法がとられます。またクリームを塗ることもします。一般には、湿潤面にはクリームを使用しないのが原則です。
使用される薬剤は副腎皮質ホルモン薬(ステロイド薬)の外用薬がもっとも多いですが、長期使用によって副作用を起こすことがあるため、皮膚科医による診察と指示を受けることが重要です。
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しみによる肌トラブルの原因は?
30歳をすぎた頃からでしょうか、女性の頬や、目のまわり、額に濃淡のむらがある淡い褐色の色素沈着が目立つようになります。これが、世の女性を悩ます「しみ」です!
「肝斑(かんぱん)」と呼ばれることもありますが、肝臓の疾患とは関係ありません。ちょうど蝶々が羽根を広げたように左右の頬にかけて広がります。
原因は不明で、ホルモンの異常が関係しているといわれることが多いようです。妊娠、月経不順、更年期、あるいは卵巣腫瘍が原因となることもあります。また経口避妊薬の使用が原因ではないかという説もあります。妊娠にともなうものは、分娩後に消えますので安心してください。直射日光にあたると症状を誘発したり、悪化させたりしますので、外に出るときは注意しましょう。紫外線は厳重に避けます。帽子やサングラスの使用、ファンデーション、日焼け止めクリームは、欠かさずつけます。日焼けどめクリームは、1日2回はつけるようにすべきです。
残念ながら、特効薬はありません。ただし弱い副腎皮質ホルモン外用薬や、ハイドロキノンクリームを使用します。ビタミンC、Eの内服を行うこともあります。漢方薬治療も有効とされます。
女性にとって「しみ」は、肌トラブルの最大のもののひとつです。歳をとるとともに増えてくるしみとしわほど、女性の心を悩ますものはないかもしれません。しみの治療は根気が必要です。今よりも悪化させない!というつもりで、辛抱強く続けていきましょう。
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顔の肌トラブルといえばにきびですね
にきびは、青春のシンボル!・・・と、いわれることもあるように、思春期に多くみられる肌トラブルの代表的なものです。
思春期になり男性ホルモンの影響で脂腺が発達し、皮脂の分泌がさかんになったときに、毛穴の出口が狭まったり、ふさがれたりして毛穴に皮脂がたまったものです。皮脂がたまった状態を「白にきび」、それが固まるといわゆるにきびの芯ができます。これが「黒にきび」です。さらに普段から毛穴のなかに潜んでいる細菌(P.アクネスなど)が増殖して皮膚が分解されて、刺激が起こり、ますます毛穴がふさがって悪循環を起こした結果、炎症を起こしたものが「赤にきび」です。ケロイド体質の場合、にきびが赤いしこりとなって残ることもあります。
治療は、石けんを使ってよく顔を洗うことが第1です。硫黄を含むローションで毛穴の表面の皮を薄くはがし、皮脂が流れ出しやすくします。いわゆるにきびの芯がある場合は、蒸しタオルで蒸したあとに専用の圧出器を使って押し出します。炎症が強いときには抗生物質を内服したり、クリームの外用を用いることもあります。その他、漢方薬治療が試みられることもあるようです。
ただし、にきびはあくまで青春の一過性のもので、時期がすぎれば自然に治るものです。薬によるよりも、普段のスキンケアや規則正しい生活が大切かもしれませんね。こまめに洗顔し、精神的なストレスを避けましょう。
にきびがあるとどうしてもつぶしてしまいたくなりますが、特に赤くなっている場合は、つぶしてはいけません。あとにシミになったり、あばたが残ったりします。
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